今の暦ではもう5月も中旬。今年は沖縄よりも先に奄美大島が梅雨入りしましたね。そう、南からは夏の便りも届く今日この頃。

こんにちは、フロントスタッフの笹田です。

みなさんは、今の暦で夏、というと何月をイメージしますか？？何となく、6月～8月と思われる方が多いかも知れませんね。でもね、暦の世界では、もう夏を迎えているんです。

■八十八夜

♪夏も近づく八十八夜～♪なんて歌がありますが（ちなみに曲名は「茶摘み」ですね）、その八十八夜が5/2でした。 ご存知の方も多いと思いますが、いつから数えて八十八夜なのかというと、立春の日を起点（第1夜）として、5/2が八十八夜なんですね。だいた いその4日後くらいが「立夏」になるので、夏も近づく八十八夜～♪という事になるわけですが。

■旧暦で夏と言えば

さて、旧暦では夏と言えば「卯月(4月・初夏)」「皐月(5月・仲夏)」「水無月(6月・晩夏)」を指します。今年の卯月朔日（1日）は今の暦で5/5でした。そして、その翌日5/6は二十四節気の「立夏」。大型連休の間に、暦の上では夏が到来していたんですね。

■立夏・小満

そうなんです。もう暦の上では夏なんです。「立夏」の日から「立秋」の前日（この日も実は『節分』なんですよ）までが夏。

そして「立夏」の後に来る二十四節気が「小満」。今の暦で今年は5月21日です。旧暦では卯月の17日ですね。さらに太陽の日射しは強くなって、ますます夏らしくなります。麦が穂をつけ、稲作農家では田に苗を植え始める、そんな時期を迎えます。

近頃は地球温暖化の影響か、ここ東京では春と秋が短くなって、夏と冬が長くなったように感じます。気象ニュースでも、5月になった途端に夏日になっただの、内陸部では真夏日を記録しただの、そんな話題が当たり前のように出てきました。

とはいえ、この先梅雨入りまでが1年で一番いい季節ですよね。天気の良い日は自然に触れると気持ちがスカッとしますよ！

＜プロフィール＞

笹田大介（澤山 休）

2008年、大学卒業後20年勤めた会社を飛び出し、ミュージシャン、ラジオDJ（DJ Name 澤山 休）等をしつつ、2018年3月よりHAPON新宿でフロントスタッフとして勤務。月に一度、HAPONのフロント辺りで「HAPON Bar Q’s Juke Joint」主宰。