今日のはぽん=Everyday HAPONing=干支のはなし④

こんにちは。
HAPON新宿の笹田です。

今週の寒波襲来はなかなか厳しいものがありましたね~。
特に西日本の雪による混乱は大変だっただろうな。
滅多に雪が降らない大阪&瀬戸内育ちの笹田には良く理解できます。
ホントに慣れてないんです・・・。

さて、今月4回目の干支(えと)のお話。
今回も 『氣学』という学問に基づいて紹介していきますね。

今回もまずはおさらいから。

干支の十干も十二支も時空意識を表している。
平たく言うとその年に流れる『気』というか。
という話でした。

それぞれを見ると・・・。

十干「癸(みずのと)」は十干の最後、陰陽五行の中で水は「静寂、堅守、停滞」を表します。
時は夜を表し、季節は冬、方角は北。

太陽を象徴とした生命の循環で言えば、種子の内部に新しい命が(使命)が誕生して、胎動を始める様を表します。
時と場所を選び、いつ芽を伸ばすのかを見計らっている状態です。

一方の十二支「卯(う/うさぎ)」は陰陽五行思想では「木の弟(きのと:木の陰)」にあたります。
陰陽五行の中で木は「成長、発育、誕生、春」 を表し、 時は朝の5時ごろから7時ごろ。季節は二十四節気の啓蟄(3/6ごろ)~清明(4/5ごろ)のころにあたります。

月を象徴とした生命の循環で言えば、芽を出した植物が控えめに成長している状態です。

んで、この「癸」と「卯」を合わせると、どういう時空意識が形成されるか。

今年こそ「寒気が緩み、萌芽を促す」、厳しい冬(これまでの厳しい時代の空気) が和らぎ、春の兆し(未来への展望)が訪れる、そんな年なのかもしれません。

新型コロナウイルス禍に見舞われたこれまで3年や、昨年始まったウクライナでの戦争の影響も強まった昨年は、確かに厳しい冬の時代でした。

そう考えれば、今年こそ新たな光明が見えてくる、そんな年であって欲しい。
そういう希望を多くの人が持ち続けること、それがこれからの未来を切り拓くカギになりそうな気がします。

ただ、日本で言えば幕末~明治維新や太平洋戦争終結時同様、新しい時代が生まれる前には、何がしかの大きな試練があることも多いので、それを覚悟しておいた方が良いかも知れません。

また、何事もやりすぎは禁物とも。
無理をせず、頑張りすぎず、ほどほどを心がけて着実に人事を尽くす。
そしておおらかな気持ちで天命を待つ。そんな年にしていければ。

新しい干支「癸卯」、うさぎさんの年は来週の土曜日、立春(2/4)から始まります!

ん?また呼んだ??